METHOD

学習メソッド

ShadowEdge と WordEdge は、シャドーイングと間隔反復という、多くの学習者に使われてきた方法を土台にしています。このページでは、その考え方と、毎日の進め方をご紹介します。

シャドーイングとは

シャドーイングは、聞こえてくる英語を、少し遅れて影(shadow)のように追いかけながら声に出す練習方法です。もともとは通訳者の訓練で使われてきた方法で、いまでは英語の聞く力と発音を伸ばしたい学習者にも広く取り入れられています。

音読との違いは、文字ではなく音を手がかりにする点です。文字を読み上げるのではなく、耳に入った音をそのまま再現するため、英語の実際の音に意識が向きます。

なぜ効果があるのか

シャドーイングが聞く力や発音に役立つ理由として、主に次の3つが挙げられています※1。

01

英語の「音の変化」に耳が慣れる

英語では、単語どうしがつながったり(Turn off →「ターノフ」)、音が消えたり弱くなったりします。聞こえた音をそのまま追いかけるので、文字で覚えた英語と実際の音とのずれに気づけます。

02

聞く力と話す力を、同時に使う

聞いた音をすぐに口で再現するには、音を細かく聞き分ける必要があります。聞くことと発音することを一度に練習できるのが、シャドーイングの特長です。

03

リズムと抑揚を体で覚える

英語は、強く読む部分と弱く読む部分の差がはっきりした言語です。お手本に合わせて声を出すことで、日本語とは違うリズムを体で覚えていきます。

自己流シャドーイングの落とし穴

効果が期待できる一方で、ひとりで続けるとつまずきやすいポイントもあります。

自分の発音が合っているかわからない

自分の声は、話しながらだと正確に聞き取れません。録音して聞き直すのも手間がかかり、続きません。

ShadowEdge ではShadowEdge は録音するたびに採点し、どの単語のどの音がずれているかを表示します。

素材が難しすぎる

速すぎる・長すぎる素材では、追いかけるだけで精一杯になり、発音を直す余裕がなくなります。

ShadowEdge では1文ずつに区切られるので、短い単位で、再生速度を落として練習できます。

素材を用意するのが面倒

音声を探して、区切って、スクリプトを用意する。準備の手間が、続かない一番の原因です。

ShadowEdge ではURLを貼るだけで、文字起こしと区切りまで自動で行います。

1日15分の進め方

長い時間を週に1回より、短い時間を毎日続けるほうが、発音の改善につながりやすくなります。1文ずつ、次の順番で進めてみてください。

  1. 1

    まず聞く

    文字を見ずに、1文を2〜3回聞きます。どこが聞き取れないかを確認します。

  2. 2

    文字を見ながら聞く

    文字と照らし合わせ、意味と、聞き取れなかった部分の音を確認します。

  3. 3

    文字を見ながら一緒に読む

    お手本と同時に声を出します(オーバーラッピング)。速さとリズムをそろえる練習です。

  4. 4

    シャドーイングして録音

    文字を見ずに、お手本を少し遅れて追いかけます。録音して採点結果を確認します。

  5. 5

    弱い音だけを繰り返す

    点数の低い単語や音を確認し、その文だけをもう一度。満足できたら次の文へ進みます。

※ すべての手順を毎回行う必要はありません。慣れてきたら、1〜3を短くして、4と5に時間を使いましょう。

素材の選び方

  • 内容の8割以上がわかるもの。難しすぎる素材は、音を追うだけで精一杯になります。
  • 1文が短いもの。最初は、ゆっくり話すインタビューや学習者向けのポッドキャストがおすすめです。
  • 興味があるもの。好きな話題、仕事で使う分野、憧れの話し手。続けられることが何より大切です。
  • 同じ素材を何度も使う。新しい素材を次々に変えるより、1本を仕上げるほうが効果を実感しやすくなります。

単語は「声に出して」「間隔をあけて」覚える

WordEdge は、2つの考え方を組み合わせています。

間隔反復:人は覚えたことを時間とともに忘れていきます。忘れかけたころに復習すると、少ない回数で記憶が定着しやすくなります。WordEdge は、単語ごとの覚え具合に合わせて、次に出題する時期を自動で調整します。

声に出す:黙読するより、声に出して覚えた単語のほうが記憶に残りやすいことが知られています(プロダクション効果)※2。WordEdge では発音も採点するので、声に出す練習が自然に習慣になります。

できること・できないこと

得意なこと苦手なこと
  • 発音を、毎回同じ基準で客観的に確認する
  • 好きな素材で、好きな時間に、何度でも練習する
  • 苦手な音や単語を見つけて、集中的に練習する
  • 相手とやりとりする会話の練習
  • 話す内容や表現の適切さを判断すること
  • 文法の体系的な学習

会話の練習には、英会話レッスンなど人と話す機会を組み合わせるのがおすすめです。ShadowEdge と WordEdge は、その前後の時間に発音と語彙を確実に積み上げるための道具です。

参考文献

  1. ※1 門田修平『シャドーイング・音読と英語習得の科学』コスモピア、2012年
  2. ※2 MacLeod, C. M., et al. (2010). The production effect: Delineation of a phenomenon. Journal of Experimental Psychology: Learning, Memory, and Cognition, 36(3), 671–685.

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